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設立15周年を記念して社長にインタビューしてみた【連載コラムvol.24】

こんにちは!あーみんです。
平成最後の年末年始が足早に過ぎ去り、新しい元号を迎えるまであと僅かとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

実は先日、とても喜ばしいことがありました!
それは、レイス治療院の運営本部である株式会社LEISが、2019年1月20日をもって設立15年を迎えました!パチパチパチ~!
これも、ひとえに皆様からの多大なるご支援の賜物であり、改めて感謝申し上げます。

そこで、今回の連載コラムでは創業者であり我々のボスである松永社長にインタビューをしたいと思います。

連載コラムに満を持しての初登場です!
見た目は少々強面(こわもて)のボスですが、私たちの事をいつもナマ暖かい目で見守って下さっています。
パソコンは苦手ですが、毎日スマホでブログを更新しているので、是非チェックしてください!
松永力ブログ https://ameblo.jp/leis-1214/

事務所のエントランスでインタビューというわけにはいかないので、ボスが描いた絵画の前でインタビューを行いたいと思います。

「それでは、よろしくお願い致します。」

「こちらこそ、よろしくお願い致します。」

「では、早速インタビューを進めていきたいところですが、その前にボスが描かれたこの絵画は、どのようなテーマで描かれたのですか?」

「テーマは”グラデーション”で、”変化”をイメージしています。樹の葉を鮮やかなグラデーションで彩り、外部の様々な影響を受けながら強く輝き、希望に満ち溢れている情景を表現したかったので、この絵を描きました。」

「変化ですか!常に新しいことに挑戦しているボスらしいテーマですね!
では、設立時のお話について伺いたいと思いますが、どのようなきっかけでレイス治療院を立ち上げようと思われたのですか?

「脳梗塞で倒れた私の父親が、訪問医療マッサージを利用していたのがきっかけです。」

「お父様が訪問医療マッサージを利用されていたのですね。」

「その時に来てくれていたマッサージ師さんは視覚障がいの方だったので、駅から自宅までは私の姉が送迎をしていました。また、当時はこのサービス自体を詳しく知らなかったので、全額自費で利用していました。」

「全額自費ですか。」

「しかしある時、保険が適用されるというのを知ったので、施術に来ているマッサージ師さんに聞いてみたところ、『私は目に障がいがあって、自分でレセプトを書く事ができないので、保険は使えません。』と言われました。」

「たしかに視覚障がいの方がレセプトを書くのは、ハードルが高いですよね。」

「そう。でも、それがきっかけでいろいろと話を聞いてみると、国家資格を持った施術師自宅まで来てくれる上に、保険が適用されるなんてこんな良いサービスはないと思いました。
視覚障がいのマッサージ師さんが多いため、『専属のドライバーを付けたらどうだろう』『レセプトを誰かに書いてもらうことはできないだろうか』なんて話しをしているうちに、何かお手伝いできないかなと思うようになりました。」

「ボスらしいポジティブな発想ですね。」

「はじめはドライバーを付けて、その人がレセプトを書けばうまく運用できると思っていましたが、複雑なレセプトを手書きで作っているのを見て、これはシステム化せなあかんと思いましたね。
また事業として継続していくには、金融機関からの協力も必要だったため、制度に則って正しく運用していることを証明するための仕組み作りとシステム開発が必要でした。でも、そのハードルが想像以上に高くて、完成させるのに約3年もかかってしまいました。」

「3年ですか!失礼ですがよく会社が存続できましたね(笑)。」

「いや~ここだけの話、本当に何回も挫折しようと思いました(笑)。
思うようにシステムの開発は進まないし、お金はどんどんなくなるし(笑)。
まさに暗闇の中を走り続けているようでした。でもそんな中、ご利用者様が喜んでいる姿を見ると辞められなかったですね。」

「今、こうしてレイス治療院があるのも、原動力となるご利用者様のお陰ですね。」

「それと、私の父も訪問医療マッサージを受けて、とても喜んでいましたし、身体状況が改善しているのを横で見ていましたので、何とかしてこのサービスを普及させたいという気持ちは強かったですね。」

「設立当初は、ボスがドライバーしていた時代もあったと聞きましたが、本当ですか?」

「していましたよ。当時は人も資金もなかったので、自分がするしかなかった(笑)。
今でも神戸東店で働いてくれている ハッチャン(初島先生)も視覚障がいがあるので、車で一緒にご利用者様のご自宅に訪問してご家族とお話したり、介護事業所に挨拶回りに行ったりしていました。」

「ボスにもそんな下積み時代があったのですね。」

「治療院を立ち上げて間もない頃、『マッサージの体験会をします』っていうチラシを作って、2万部くらいを近所に配布したこともありますよ。」

「マッサージの体験会ですか?大盛況だったのですか?」

「来てくれたのは4人だけでした(笑)。しかも、全員元気な方ばかりで保険対象外。
100名くらいは来てくれるだろうと想定していたので、マッサージ師さんを何人もスタンバイさせて当日を迎えましたが、フタを開けてみたらこの結果だったので、この時は1回心が折れましたね(笑)。」

「元気な方が4人だけですか!私なら、もう立ち直れないです。」

「ただ、そのときに来ていただいた方の中に、知り合いに保険の対象になりそうな人がいるって言われて紹介された方が、1人目の利用につながりました。」

「細~い糸をたぐり寄せて掴んだ結果ですね。」

「もう1つ当時の話ですが、神戸大学で脳神経外科をされている医師から感謝のお手紙をもらったことがあります。」

「感謝のお手紙ですか?何をされたのですか?」

「訪問医療マッサージの利用を希望されている方の主治医がその医師だったのですが、はじめは同意書を書かないと言われていました。しかし、根気強く頼み込んだところ、『3ヶ月だけなら』と言って渋々同意書を出してくれました。」

「なんとか同意書は出していただけたのですね。」

「施術を開始してから3ヶ月後、そのご利用者様が継続して利用するには医師の再同意が必要となりますが、再同意書は絶対に出してくれないだろうと思っていました。
しかし、施術を担当していたマッサージ師のハッチャンは施術毎にどのような施術をしたのかや、ご利用者様の症状の変化を詳細に記録していて、医師に提出した施術報告書にしっかりとまとめていました。これを見た医師が素晴らしいと感じていただけたようで、再同意書とともに感謝のお手紙を頂きました。」

「初島先生、いい仕事しますね。」

「そう、彼は以前病院に勤めていたので施術記録を残すことは当たり前だったようですが、その医師は慰安のマッサージ程度にしか思っていなかったようで、その報告書を見てとても驚いたようです。」

「やはり医療保険を使って行う施術であるため、医学的な側面からどのような効果や変化があるのかをしっかりと記録して、それを医師にフィードバックすることが重要ですね。
続いての質問です。有り難いことに多くの方にレイス治療院をご利用いただいておりますが、ボスが思う訪問医療マッサージの魅力ってなんでしょうか?」

「一番はやはり公的サービスで医療保険が適用されるので、利用される方の経済的負担が軽く、サービスが受けられるというところではないでしょうか。」

「たしかにそこは大きいですね。」

「さらに、冬の寒いときでも、夏の暑いときでも、雨が降っている日でも、雪の日でも自宅まで来てくれる、しかも来てくれるのはあん摩マッサージ指圧師の国家資格を持ったその道のプロ。そんな良いところが詰まっているのが、訪問医療マッサージの魅力だと思います。」

「まさにいいところ取りのサービスですね。
続いての質問です。レイス治療院は、世の中にない新しい仕組みやシステムを作りながら、この業界を牽引してきましたが、その中でも特に印象深いエピソードがあれば教えていただけますか?」

「そうですね、色々ありすぎて選ぶのに困りますが、やはり代理申請したレセプトの金額が、保険者から初めて振り込まれたときは、すごく感動しましたね。
振り込まれた金額はわずか数千円程度でしたが、レセプトを第三者が作って申請するという世の中にない仕組みを作って、それが公的機関に認められたと感じた瞬間だったので、今でも鮮明に覚えています。」

「長い年月をかけて作られた仕組みとシステムが、ようやく認められた瞬間は、やはり格別だったのですね。
それでは最後に、レイス治療院をご利用いただいている方に、一言メッセージをお願いします。」

「15年前にレイス治療院を始めましたが、お一人お一人との貴重な出会いが積み重なり、今では数万人もの方にご利用いただくほど大きな治療院となりました。
これも、レイス治療院をご利用いただいている方をはじめ、関わって下さる皆様のお陰であると深く感謝しております。
これからは今まで以上にもっと良いサービスが提供できるように磨き上げていき、日本だけでなく世界が驚くような治療院を目指していきたいと思います。」

「私もその目標に向かって、一緒に頑張って参ります!
ボス、ありがとうございました!」

いかがでしたでしょうか?
今回は、設立15週年を記念して創業者である松永社長に登場していただき、設立当時のお話や心に残るエピソード、今だから言える話などレイス治療院の歴史についてご紹介致しました。

設立当初の15年前に比べると、訪問医療マッサージ業界に参入する企業が増えたことにより、業界も活性化し、少しずつではありますが世の中に浸透してきました。そして、世界一の超高齢社会である日本において、このサービスを必要とされる方は今後益々増えてくると思われます。

私たちレイス治療院は、変わりゆく時代の中でも、選ばれ続ける治療院でありたいと思います。そのために、レイス治療院に関わって下さる皆様、そしてこのサービスを必要とされるすべての方々とのご縁を大切にしながら、これからも進化し続けて参ります。

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