耳が不自由な方との会話に便利な音声文字変換アプリ「Live Transcribe」を使ってみた【連載コラムvol.25】
こんにちは!あーみんです。
今回は、2019年2月4日にアメリカのGoogleから発表&リリースがありました聴覚障害者向け音声文字変換アプリ「Live Transcribe(ライブ・トランスクライブ)」を紹介したいと思います。
Live Transcribeは、ほぼリアルタイムで周囲の音声を自動的に文字に変換し、画面に表示してくれるユーザー補助アプリなのですが、これがすごいんです!
耳が不自由な方との会話は、大きな声になってしまったり、意思疎通がうまく取れないことがあります。しかし、このアプリがあれば、こちらの話していることが耳ではなく目で確認してもらうことができるため、コミュニケーションがスムーズに行えます。
似たような機能を備えたアプリは他にもいくつかリリースされていますが、このアプリの聞き取り能力は驚くほど高いです。
さすがGoogle様としか言いようがありません。
では、どの程度すごいのかを試してみたいと思います。
耳は悪くありませんが、最近頭が悪くなってきている情熱太郎に、難聴者役をしてもらいたいと思います。
声が聞こえてしまっては検証にならないので、彼には大音量で音楽を聞いてもらいましょう。
「情熱太郎、聞こえていますか?」
「・・・全く聞こえていないよ!」
「大音量で音楽を聞いているせいで情熱太郎の声がいつも以上に大きいですが、気にせず進めていきます。
念の為、本当に聞こえていないか、情熱太郎にダメ出しをしてみたいと思います。」
「最近、情熱太郎の態度がデカイって、社内で噂が立ってるよ。」
「・・・。
何を言っているか分からないけど、表情的に悪口を言われている気がする。」
「意外と勘が鋭いわね。」
「・・・えっ?なんて?」
聞こえていないのが確認できましたので、早速アプリを起動して、会話を始めてみたいと思います。
「今から始めます。これを見て答えて下さい。」
「おおっ!すごい!スマホに文字が出てきた!」
このアプリの凄さは、写真とテキストだけでは伝わらないと思いますので、動画でご覧ください。
ほぼリアルタイムに表示される上に、この変換の正確さ!
すごくないですか?
全日本タイピスト連合代表の隅野さんも驚きの速さと正確さです!
せっかくなので、早口で話しても正確に変換できるのかを試してみました。
動画をご覧の通り、かなり早口でもきっちりと変換してきます。
アプリは非常に優秀ですが、原稿を読む私が3回も噛んでしまいました。
動画がテイク4であることは、内緒にしておいてください。
「せっかくなので、情熱太郎にもう一つだけ質問したいと思います。」
「えっ!なにっ?!」
「クリスマスのデートプランで、なぜか行き先に東尋坊を選ぼうとしていましたが、それはなぜですか?」
「ここでその話を出すか・・・。
あの~前にも説明したとおり、東尋坊がそういう場所って知らなくて、北陸にカニを食べに行くついでに、東尋坊にも行こうかなっていうくらいの軽い考えで・・・・」
「彼女に振られないようにね!」
いかがでしたか?
ご覧頂いたとおり、このくらいスムーズに音声が文字に変換されると、ストレスなくコミュニケーションを行えるのではないかと思います。多少の誤変換はありますが、静かな部屋でマイクに向かってゆっくりと話すと、変換の正確さは飛躍的にアップします。
本アプリはベータ版のため、機能面での物足りなさはありますが、さらに改良を重ねて、便利なアプリになっていくことは間違いないです。テクノロジーの進化は、これからも障がい者や介護現場に大きな影響を与えてくれそうです。
Googleplayストアで無料でダウンロードする事ができるので、Androidを使っている方はぜひダウンロードして、難聴の方とスムーズな会話ができるか試してみてはいかがでしょうか?
それではまた!
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