訪問マッサージの認知度って？老若男女100人に街頭調査をしてみた。【連載コラムvol.8】
平凡なある日の事務所。
「あーみん先輩、前から気になっていたんですが、訪問マッサージの認知度ってどのくらい何ですか？」
「訪問マッサージの認知度？ん～残念ながら決しては高くないね。」
「そうですかぁ。日本人の何％ぐらいが知っているかっていう数値データはないんですか？」
「私の知る限りそんなデータはないし、あるのなら私がほしいくらいだよ。」
「ないんですね～。何か知る方法ってないんですかね～？」
「知る方法ね～。」
「あっ！」
「んっ？」
「超原始的な方法だけど、道行く人に片っ端から聞いてみよっか！」
「えっ！？何をですか？」
「訪問マッサージを知っているかどうかよ。」
「えっ！？冗談ですよね？」
「マ・ジ・で！思い立ったが吉日。行くよ！」
「ひょえ～！」
ということで、人が集まりそうな繁華街に到着。
調査の仕方としては、他の高齢者向けサービスとの認知度を比較するために、パネルにいくつかの高齢者向けサービスを掲載し、知っているサービスにシールをペタペタと貼ってもらうという、小学生でもできる簡単な調査方法だ。
「少なくとも100人に調査したいから、1人50人ずつね！」
「ひょえ～！道行く人にいきなりを声かけるなんて、恥ずかしくて出来ないですよ…」
「ササキッド何を言ってるの！男ならそのくらい出来なきゃダメよ！」
「は、はい…」
「それと、訪問マッサージを知らない人がいたら、首にかけているパンフレットを渡してレイス治療院をガッツリ宣伝してね！」
「あーみん先輩、抜かりないですね。」
「当たり前よ！それじゃあ、全力で道行く人に声をかけていきましょう！」
「ひょえ～！」
「なんて声を掛けたらいいんだろう…。」
「考えても仕方ないから、がむしゃらにいくか！」
「ただいま、街頭調査を行っています！」
「１分！いや、30秒だけでいいのでお時間いただけませんか？」
「高齢者向けサービスの、街頭調査を行っています！」
「ご協力ありがとうございます！ご存知の高齢者向けサービスに、シールを貼ってください！」
「デイサービスはご存じですか？」
「ただいま、街頭調査を行っています！」
「ショートステイはご存じですか？」
「実は、私たちレイス治療院というブランド名で、全国に訪問マッサージを展開しております。」
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「あっ！ササキッドがさぼってる！」
「ササキッド、始まってからまだ30分なのに何休憩しているの！？まだ50人達成していないでしょ？！」
「あっ、暑くて倒れそうです…。」
「このくらいの暑さでへこたれてるんじゃないわよ！早く調査を開始して！」
「ひょえ～！」
30℃を超える灼熱の中、2人は目標を達成するために、ただひたすら道行く人に声をかけていきました。
途中で赤シールが切れたため、緑シールになりました。
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そして、調査開始から約３時間。
「100名達成！」
「調査開始から約３時間！汗だくな上にふくらはぎがかなり張ってるけど、すごい達成感があるわ！」
「いや～始めはどうなる事かと思いましたが、何とか達成できてよかったです！」
「じゃあ、結果を集計してみましょう。」
「集計の結果、訪問マッサージの認知度は次の通りとなりました！」
◆認知度調査結果
デイサービス 86名
老人ホーム 92名
ショートステイ 55名
訪問介護 89名
訪問マッサージ 19名
どれもしらない 2名
◆訪問マッサージに関する街の声
「知り合いのお母さんが訪問マッサージを受けている。」
「訪問マッサージって、理学療法士さんがしてくれるやつ？」
「初めて聞いた。」
「デイサービスで働いているが、訪問マッサージは知らなかった。」
「テレビの特集で訪問マッサージを見たことがある。」
「介護系の仕事をしているので、知っている。」
「サービスは知っている。」
「私のおじいちゃんが以前受けていた。」
「黒い方のマッサージ？」
「日経新聞か何かで見た。」
「訪問マッサージは100人中19名か。つまり粗削りなデータではあるけど、認知率は19％程度ということね。やっぱりまだまだね。ササキッドは訪問マッサージの認知度について実感できた？」
「痛いほど実感できました。」
「それはよかった。暑くて私も倒れるかと思ったけど、そう言ってくれて街頭調査をした甲斐があったわ。」
「あーみん先輩が一緒に調査してくれて、心強かったです。」
「訪問マッサージというサービスは、身体に不自由な方に対して、マッサージや機能訓練を通じて心身ともに元気になってもらえる素晴らしいサービス。
そして、高齢化が加速する日本では、今後さらに必要とされるサービス。
でも、調査結果のとおり、訪問マッサージを知らない人は全国にたくさんいるの。
だから、広報を務める私たちがもっと広めていかなきゃいけないの！」
「むむっ！何かすごくやる気が出てきました！」
「この気持ちを絶やすことなく、頑張っていきましょう！」
「はいっ！」
ご協力いただいた街の皆様、本当にありがとうございました！
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※街頭調査は、道路使用許可申請の上で実施。
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