[simple_crumbs root="Home" /]

本部からのお知らせ
News

レイス治療院のマッサージって?【連載コラムVo.1(後編)】

「ミチネーさ~ん!」

 
 
 
 

「どうしたん?」

 
 
 

呼び名:ミチネー
性格:ちょっと気が強いおしゃべり好きの関西のおばちゃん。
趣味:人をイジる事人と話す事。
好きな食べ物:半額のシールが付いたものであれば何でも。
座右の銘:弱肉強食

兵庫県たつの市(旧:揖保郡)出身で、2児の母。
11歳のころに目の病気「黄斑部変性症」を患い、半年で視力が0.05になり、視野が斑にしか見えなくなる。多くの視界を失ったことで神様を恨んだ時期もあったが、今はあん摩マッサージ指圧師として多くの方に笑顔をもたらしている。
医学的理論に基づいた施術と軽快なトークが彼女のウリである。
ちなみにヘッドフォンは、音楽を聴いているわけではなく専用のソフトを使って文字データを音声で聞いている。

呼び名:ミチネー
性格:ちょっと気が強いおしゃべり好きの関西のおばちゃん。
趣味:人をイジる事人と話す事。
好きな食べ物:半額のシールが付いたものであれば何でも。
座右の銘:弱肉強食

兵庫県たつの市(旧:揖保郡)出身で、2児の母。
11歳のころに目の病気「大半部変性症」を患い、半年で視力が0.05になり、視野が斑にしか見えなくなる。多くの視界を失ったことで神様を恨んだ時期もあったが、今はあん摩マッサージ指圧師として多くの方に笑顔をもたらしている。
医学的理論に基づいた施術と軽快なトークが彼女のウリである。
ちなみにヘッドフォンは、音楽を聴いているわけではなく専用のソフトを使って文字データを音声で聞いている。

「突然ですが、私にマッサージしてください!
レイス治療院がしているマッサージと機能訓練をみんなに知ってもらうために、自分が体感しようと思いまして、ミチネーさんにお願いしに来ました!」
 

「いや、その前に・・・。」
 

「なんか、今日のあーみん青くない?」

「えっ?これ?ミチネーさんのマッサージを受けるために、さっきダ○エーでジャージを買って来ました!イケてるでしょ?」

「細かいデザインまではよく見えへんけど、ダサいってオーラはヒシヒシと伝わってくるわ。あーみんのセンスはホンマに人並み外れてるな。」

「でしょー!」

「いや、褒めてへんし…。突っ込みどころ満載やけど、もうええわ。すでにジャージ着てるみたいやし、20分だけなら施術してあげるわ。」

「やったー!」

「施術をする前に、イメージが湧きやすいように傷病の設定をするな~。レイス治療院を利用されている方は何かしら傷病をお持ちやから、特に多い傷病「脳梗塞後遺症で麻痺と拘縮を患っている方」で麻痺は右半身だけの設定でいくな~。では、まず挨拶から。」

「はい。」

(ミチネーさんの周りにオーラが見える!施術モードONや!)

「あーみん、こんにちは~!今日の体調はいかがですか?」

「え~っと、体調は悪くないです。」

(ポイント)
・笑顔で挨拶します(笑顔でコミュニケーションを取ることで、緊張をほぐす)
・できるだけ視線の高さを合わせます(威圧感を与えないため)
・今日の体調を伺います(声のトーンで体調の確認を行う)
・体に触れながら会話します(体温を確認すると共に安らぎを感じていただくため)

「どこか痛いところや辛いところはありますか~?」

「右手のしびれがいつもより少しあります。」

「そうですか~。では、施術前に関節がどのくらい屈曲しているか計測して、それから施術を始めていきますね~。」

「はい。」

「肘関節は100度、足首は35度ですね。
肘関節の標準値は、肘がまっすぐ伸びた状態を5度とし、約145度まで屈曲します。今は、100度で固まった状態になっています。
足首の標準値は、直立している状態を0度とし、約45度までつま先が伸びます。今は、35度で固まった状態になっています。
肘関節・足首共に、0度に近づけるように(肘関節は5度)していきましょう。
では、まず全身を軽くマッサージして、それから麻痺のある上下肢の機能訓練を行っていきますね~。」

「はい。」

「力加減はいかがですか?強いですか?それとも弱いですか?」

「ちょうどいいです。」

(ポイント)
まずは全身を撫で擦ることで、体の状態を触察します。(他覚所見)

「続いて、麻痺と拘縮のある右上肢の機能訓練をしますね~。」

「はい。」

(肩関節)

(肘関節)

(手首)

(ポイント)
大きな関節から小さな関節へと動かしていきます。(肩関節→肘関節→手首→指)

「次は、手指関節の拘縮や変形予防ためにボールを握る練習をしましょうか。」

「はい。」

「ボールを握る手の形が自然な手の形と言われています。そのイメージでボールを握ってください。」

「はい。」

「じゃあ、10回握ったり緩めたりしてみましょう。」

「1、2、3。。。8、9、10」

「OKです。じゃあ、次は下肢のROM訓練をしましょうか。」

ロムクンレン?ってなんですか?」

「Range Of Motionの略で、日本語訳すると関節可動域。つまり、関節可動域訓練のことやね。この用語は、マッサージ師で知らへん人はおらんで。」

「関節可動域訓練なら知っていますが、ROM訓練とも言うんですね!」

「覚えときや~」

「じゃあ、まずは健側(麻痺のない側)からROM訓練していきますね。」

「これは、股関節の可動域を広げる訓練です。この一連の動作で、膝関節も広げます。」  
 

「これは、足関節(足首)の可動域を広げる訓練です。」  
 

「じゃあ次は、患側(麻痺のある側)のROM訓練していきますね。これは、先ほど健側で行った訓練と同じです。」  
 

「足の裏は動脈硬化の影響が出やすく、血行不良となりやすい場所です。長時間歩くとしびれや痛みを引き起こすことも多いため、足底筋をマッサージすることで血行を促進して、柔軟性を出します。」  
 

「じゃあ、次は座ってみましょうか。」

「この状態で維持して下さい。」

 
 


 
 

「ミチネーさん、座っているだけですけど、これも機能訓練なんですか?」

「これは端座位訓練(たんざいくんれん)といって、バランス機能を確かめる機能訓練です。」

「脳梗塞後遺症がある方は、背もたれがないとどちらかに傾いてしまうことが多いから、この機能訓練をすることで身体状況を確認します。
麻痺側に傾く場合は、麻痺の影響が考えられ、後方に傾く場合は意識状態の低下や体幹筋の低下が考えられます。」

「ふむふむ。」

「じゃあ次は、立ち上がる練習で立位訓練をしましょうか。せーの!」

「介助してもらっているので、立ち上がるのがすごく楽です!」

「これは神経筋再教育といって、脳梗塞などで一度閉ざされてしまった神経や筋に対して、立ち上がる動作を思い出させています。」

「では、このまま少し立位保持しますね。まっすぐに立つには、中尻筋(お尻のやや外側の筋肉)で骨盤と股関節の左右のバランスを保ち、頸骨(すね)と下腿三頭筋(ふくらはぎ)で前後のバランスを保つ事が必要となります。これは、その訓練です。」

 
 
 
 

「じゃあ、左足を上げてみましょう。左足を上げた状態で10秒数えますね~。」

「1・2・3。。。」

「支えがないとバランスを崩しちゃいそうです。」

「7・8・9・10。では足を下してください。」

「この訓練は、麻痺のある右足(患側下肢)の筋の働きを促します。麻痺のある右足に体重をかけることで、麻痺足で立つ感覚を呼び戻します。(患側への加重感覚向上)そして、まっすぐ立てているかどうかの感覚も呼び戻す(深部感覚の向上)ことで、長く立っていられるようになります。」

「ふむふむ。」

「では、最後にもう一度全身をマッサージしますね~。」

「はい、今日の施術は以上になります。最後に角度計で計測しますね。」

「施術前の肘関節は100度、足首は35度だったのに対して、施術後の肘関節は70度、足首は20度になり、共に拘縮が和らぎました。施術が終わった後は効果が出やすいですが、時間が経つとまた元に戻ってしまうので、定期的なケアが必要になります。」

「時間が経つと、元に戻ってしまうんですね・・・。」

「そうですね、次回訪問時まで日にちが空いてしまう時などは、ご本人やご家族でもできる簡単なマッサージを紹介して、できるだけ維持できるようにしてもらったりします。
お体の調子は、マッサージをする前と比べていかがですか?」

「痺れが少し和らいで、体が軽くなった感じがします。」

「それは良かったです。気になることがあれば何でもおっしゃって下さいね。では、今日は以上になります。」

「あっ、ミチネーさん!最後に1つだけ聞いてもいいですか?」  
 

「なに?」

「最近、上司のストレスで肩こりがひどいので、ちょっとだけここを指圧してくれませんか?」  
 
 
 

「当院で慰安的なマッサージは保険適用外です。希望される場合は、自費となります。」  
 

「ですよね~」

 
 
 
 


 
 
 
 

実際にマッサージと機能訓練を受けてみて分かったこと

  • マッサージは、撫でる・擦るような負荷の軽いマッサージを行い、血行を良くしたり痛みを緩和したりしている。また、体の状態を触察する役割もある。
  • 機能訓練には様々な種類があり、目的や症状のレベルに合わせて最適な訓練を行なっている。
  • 関節を動かすときの基本としては、大きな関節から小さな関節へと動かしていく。
  • 施術師はすべて国家資格者であることはもちろん、医学的理論に基づいた施術を行なっている。
  • ご利用者様のお一人お一人の症状や体調に合わせた施術を行なっている。
  • 医療保険を適用される場合、肩こりなどの慰安的なマッサージは行なっていないが、自費であれば対応可能。

 
 
 

皆さんいかがでしたか?
レイス治療院が行っているマッサージと機能訓練について少しは伝わりましたか?
今回は脳梗塞後遺症で麻痺と拘縮をお持ちの方を一例として施術をご紹介しましたが、まだまだご紹介しきれていないことが沢山あります。

連載コラムの第一弾である今回は、少々気合が入りすぎて長い記事となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。これからもレイス治療院や訪問医療マッサージの魅力を皆様にお伝えできるように様に、体当たり取材でお届けしていきたいと考えていますので、今後ともご愛読いただけますようよろしくお願いいたします。  
 
 
 

LINE@友だち追加


本部からのお知らせ一覧へ
サイトトップへ

初回無料体験実施中

当院では初回に限り、無料でご自宅まで訪問し マッサージの体験を行っております。 無料体験での施術時間は通常と同じ約20分ですが、わずか1回のマッサージでも、施術前と施術後で症状に変化を感じられる方も多いため、 是非一度お申し込みください。