すっかり寒くなり、冬もすぐそこですね。寒くなると「冷え」に悩まされる方も多いのではないでしょうか？

身体が冷えると免疫力が低下し、様々な病気に罹りやすくなります。
特に筋肉が少ない女性や高齢者は、身体がより冷えやすいといわれています。

今回は、冷え対策として身体を温める効果のある食べ物をご紹介いたします。

身体を温める効果のある食材の特徴

　


身体を温める効果のある食材の特徴として
・冬に育つ食材（冬が旬の野菜など）
・土の中で育つ食材
・水分が少ない
・赤色をしている
・発酵している
などが上げられます。

逆に身体を冷やす食べ物の特徴として
・夏に育つ食材（夏が旬の野菜、熱い国で育つ食材など）
・水分が多い
・土の上に育つ食材
・白、青、緑の食材
などが上げられます。

ただし身体を冷やすといわれている食材でも、調理することによって身体を温める効果を発揮するものもあります。

身体を温める効果のある食材

では具体的にどのような食材が身体を温める効果があるのでしょうか？ここでは比較的摂取しやすい食材をご紹介いたします。

◆ 生姜

身体を温める食材の代表といっても過言ではない生姜。様々な漢方に含まれており、健康に良い食材として有名です。

この生姜の「辛み成分」には血行を促進し、身体の芯から温めてくれる効果があります。殺菌作用や発汗作用もあるため風邪にも効果的といわれています。

冷え対策として食べる場合は、加熱した生姜を摂取しましょう。生の生姜に含まれる「ジンゲロール」は血流を良くし、即座に身体を温めてくれます。しかし発汗作用もある為、汗により熱を放出し身体を冷やしてしまいます。
冷え対策としては加熱した生姜、風邪や熱のときは生のしょうがを摂取すると良いでしょう。

紅茶にすりおろした生姜を入れるだけでも十分効果が期待できます。朝食と共に、生姜紅茶を試してみてはいかがでしょうか？

◆ ネギ

ネギには血液をさらさらにし、血行を促進してくれます。また消化液の分泌を促す効果もあるため、冷えで胃腸の調子が悪い方にもお勧めです。

ネギの白い部分は身体を温める効果が高く、緑の部分にはカロテンやビタミンなどの栄養が含まれています。

冷え対策だけでなく、風邪予防・解熱作用・頭痛の緩和などの効果もあるので冬に積極的に食べたい食材です。

◆ ごぼう

ごぼうは食物繊維が豊富なため、胃腸を綺麗に掃除し老廃物を排出してくれます。体内に滞っていた老廃物が排出されることで、血の巡りが良くなり冷えの解消に繋がります。

また、土の中で育ったごぼうは保温効果も高く、温かいものを食べてもすぐ身体が冷えてしまうという方にお勧めです。

他にも、血栓症や高血圧の予防に良いとされています。
ごぼうの皮には老化防止の効果があるポリフェノールが豊富に含まれています。皮ごと食べることに抵抗のある方は「ごぼう茶」を試してみると良いでしょう。ごぼうの栄養や食物繊維を手軽に摂ることができます。

◆ 味噌

発酵食品である味噌には、酵素が沢山含まれています。この酵素は消化されやすく、基礎代謝をアップしてくれます。とくにじっくりと熟成された味噌はより効果があるといわれています。

他の身体を温める効果のある食材などを味噌汁に入れることで、簡単に冷え対策が出来ます。

他にも
・にんじん
・かぼちゃ
・山芋
・納豆
・しょうゆ
・ごま
・にら
・チーズ
なども身体を温める効果があるといわれています。
　
　
今年の冬は身体の外からだけでなく、身体の中から冷え対策をしてみてはいかがでしょうか？

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