皆さんこんにちは。
ジャージのあーみんです。

梅雨になり、湿気でじめじめして過ごしにくい季節になりましたね。
ところで皆さん、車椅子で日常生活を送られた経験はありますか？

レイス治療院をご利用いただいている方は、脳梗塞や骨粗鬆症などさまざまな疾患によって引き起こされる症状により、車椅子や歩行器がないと１人では歩けない方が多くいらっしゃいます。

そこで、いたって健康な私ですが、車椅子での生活や移動を余儀なくされている方の気持ちに少しでも寄り添えたらと思い、一日車椅子生活を送ってみたいと思います。

「一日体験しただけでは、車椅子生活の本当の大変さは分からない」と思われるかもしれませんが、学べる事や気付ける事があると思いますので、車椅子で一日過ごしてみたいと思います。

出来る限りの１人での移動を試みますが、いざというときのために後輩のササキッドを介助役に抜擢したいと思います。

では、就業開始時間の9時を過ぎたので、自分の席で仕事をしたいと思います。

早速、事務所に入る扉の開け方に少し迷う。

何とか扉を開けるも、

すぐに扉が閉まってきて、挟まれる。
しかし、強引に通過。

ひとまず席に着くことができました。

しかし、パソコンが思いのほか遠く、キーボードが打ちにくいことが判明。
前方に少しスライドさせます。

ようやく仕事開始です。
まずは、いつも通り毎朝行っているメールのチェックや事務処理を行います。

そうこうしているうちに、今日は午前中から打ち合わせがあるので、資料を膝の上に載せて打ち合わせスペースまで移動。
車椅子での移動は、少しの距離でも腕が疲れることに早くもこの時点で感じました。

車椅子なので、もともと配置されている椅子がかなりの障害物であると感じました。
座り直すのも手間なので、椅子が置いていないお誕生日席が一番楽です。

打ち合わせが長引き早くもお昼の時間になったので、ササキッドと一緒に昼食に行ってきます。
少々不安ですが、外食してみたいと思います。

車椅子で初のエレベーター。

バックで乗り込んだ方が降りる時に楽と聞いたので、バック体制で開くのを待ちます。

しかし、予想していた扉と反対の扉が開いたので、焦って移動するも…

間に合わず！
慣れればこんなことにはならないのかもしれませんが、エレベーター１つでもここまで苦戦するとは思いもしませんでした。

なんとか外に出ました。
いつもより体力の消耗が激しいので、もうお腹ペコペコです！

しかし、行く手を阻む障害物。
んー些細な段差でも、一苦労。

気を抜いていたら脇にある溝にハマってしまいました。（ワザとではありません…）
さすがに一人では脱出できないので、ササキッドに手伝ってもらいました。

そして、目の前に立ちはだかるのは急な上り坂。

一人で登れるか試みましたが、

登り切る手前で燃え尽きてしまったので、またしてもササキッドに手伝ってもらいました。

下りスロープ＆段差。

わずかなこの段差でも、体力は削られます。

そんなこんなでようやくお店にたどり着きました。

しかし、注文しようとするものの、上の方のメニューが見えない…
視線の高さは、小学生の低学年くらいでしょうか。

無事に注文を終え、注文の品が出来上がりましたが、低い位置から高いところのお盆を取るのはかなり怖いですね…。

両手で車椅子を漕ぐため、自分の分は膝に乗せて何とか運びました。
しかし、このやり方はいつかこぼすと思います。

食べ始めてから水がないのに気付きました。
セルフサービスって車椅子の人にとっては、非情なサービスですね。
取りに行く気力がなかったのですが、心優しいササキッドが持ってきてくれました。
後輩の優しさに感謝です。

お昼ご飯を食べ終わり、会社に戻ります。
車椅子だと、昼食を外で食べるだけでもかなりのハードルがある事を知りました。
それと、長距離の移動は車椅子を動かす腕の負担がとてつもなく大きいです。
車椅子を押してくれているササキッドには、今度カロリーメイトでもプレゼントしようと思います。

後編に続く

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