つぼ博士のツボ講座:足の疲れ、胃の不調に効くつぼ「足三里」
諸君!暑い日が続いておるが元気にしとるかね!
梅雨も明けて、いよいよ夏じゃ!お出かけすることも多くなってくるのではないかのぉ?
お出かけでたくさん歩いて、足がだるい!
そんなときにおススメのつぼ「足三里(あしさんり)」を紹介するぞぃ!
つぼの効果
足三里は沢山の効果があるといわれている、無病長寿のつぼじゃ!
今回は、足三里の代表的な効果を紹介じゃ!
1)足の疲れ軽減
足三里を押すことで血行が促進され、むくみや疲れを軽減してくれるのじゃ。
冷えも解消してくれるので、冷房で冷えてだる重くなってしまった足にもおススメじゃ。
沢山歩いた日には、足三里を刺激じゃ!つぼ押しはお風呂上がりのリラックスタイムに、1日頑張った足を労わって行うのがよりおススメじゃ!
2) 胃腸の調子を整える
足三里は胃腸と深く関わりのあるつぼじゃ。胃の痛み、吐き気、食欲不振、下痢などに効果があるといわれておるぞ。
夏バテで胃の調子が悪い、食欲がないそんなときに胃の働きを活発にしてくれるぞ!
3) 婦人科系のお悩み緩和
妊娠中のつわりの軽減はもちろん、生理痛や生理不順を緩和してくれるつぼとしても有名じゃ。生理痛は冷えが原因で起こっている場合も多く、足三里を刺激し血行を良くすることで生理痛を緩和してくれるのじゃ。
ほかにも、疲労回復、歯の痛み、膝の痛み、高血圧にも効果があるぞ!
◎ 松尾芭蕉も押していた?!足三里!
足三里は、なんとあの「奥の細道」で有名な松尾芭蕉も旅の途中にお灸をすえていたつぼとしても有名じゃ!旅で疲れた足を癒し、さらに慣れない土地で起こりやすい胃の不調を治すために足三里にお灸をすえていたのかもしれんな。
昔は、旅人や飛脚には必ず「足三里」にお灸の後があったといわれておるぞ。「足三里にお灸のない飛脚は雇うな!」といわれるほど、日常的に使われていたつぼだったそうじゃ!
つぼの探し方
足三里は、膝の下、むこうずねの外側にあるぞ!指をすべらしたときに、すこしへこんでいる部分がつぼじゃ!
【探し方①】膝のお皿の下に手を当てて探す。
膝のお皿の下に手を当て、そこから指四本分足先に向かったところにあるぞ!
【探し方②】膝のお皿を手で囲って探す
上記の写真のように膝のお皿を手で囲うのじゃ!中指の先にあるのが足三里のつぼじゃ!
足三里をおすとズーンとした痛みが足先まで響くぞ。足が疲れていたり、胃腸の調子が悪いときは痛みを感じやすいそうじゃ!
つぼの押し方
つぼの場所が分かったところで次は押し方じゃ!
【押し方①】親指でつぼ押し
写真のように足をつかむように手を当て、親指の腹で押す方法じゃ!
【押し方②】3本指でつぼ押し
親指だと力が入りにくい人は、人差し指・中指・薬指三本を使って指の腹で押すのじゃ。広い範囲で刺激できるので、足全体をマッサージしたい人におススメじゃ。
足三里は痛みを感じるつぼじゃから、気持ち良いと感じる程度に押すように心がけるのじゃ!ただし、痣ができやすい人はできるだけ優しく押すように心がけるのじゃぞ!
自分が力を入れやすい、または気持ち良いと思える力で押せる方法を研究するのじゃ!
いかかじゃったかの?足三里のつぼ押しを上手く使って、夏のお出かけを楽しむのじゃ!
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