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症状・傷病

呼吸ができない!?高齢者でも起こりうる過呼吸(過換気)。その症状とその処置方法。

上手く息ができなくなり、呼吸困難のような感覚に陥ってしまう過呼吸。思春期の女性に多いイメージですが、誰でもなる可能性があります。
また身近な人が過呼吸に陥ったときは、慌てず冷静に対応することが重要になります。今回は過呼吸の原因とその処置方法をご紹介いたします。

1.過呼吸(過換気)とは?

過呼吸(過換気)は、身体に原因があるのではなく精神的ストレスや緊張により起こるといわれています。

浅く早い呼吸が続き、息苦しさを感じます。呼吸ができていないと感じるのですが、過呼吸は呼吸をしすぎている状態なのです。呼吸をしすぎることで、体内は二酸化炭素不足に陥っています。二酸化炭素が不足すると、脳は呼吸を止めるように指示を出します。しかし、脳の意識を司る部分が「呼吸ができなくて苦しい」と感じてしまいます。この結果、必死に呼吸をしようと身体の状態とは逆の現象が起こってしまうのです。二酸化炭素が不足することで、血管が収縮し痺れやめまいなど様々な症状も現れます。

高齢者の過呼吸

高齢者の過呼吸であっても原因や症状はほとんど変わりません。しかし、その発作が本当に過呼吸なのかどうかを見極める必要があります。高齢者になると心疾患や脳疾患などの病気にかかりやすくなります。過呼吸だと思っていたら、実は重篤な病気の発作だったといったことも少なくはありません。

一概に過呼吸と判断せず、特にご高齢の方は一度病院で診てもらうようにしましょう。

2.症状

症状としては「呼吸ができない」「息苦しい」など呼吸困難に似た感覚に陥ります。また息苦しさの他に下記のような症状が伴うこともあります。

  • 手足の痺れ
  • 口の痺れ
  • めまい
  • 頭痛
  • 胸の痛み
  • 動悸
  • 失神


このような症状が、患者の不安をさらに増長させ過呼吸を悪化させるといわれています。

3.過呼吸が起こったときの処置

では身近な人が過呼吸を起こしたとき、どのような処置を行えばいいのでしょうか?ここでは処置方法をご紹介いたします。

①ゆっくり息を吐く

過呼吸は、浅い呼吸を何度も繰り返すために起こります。落ち着いて呼吸をするために、「ゆっくり息を吐くこと」に意識をおきましょう。
「吸う1:吐く2」の割合で、長くゆっくり10秒ほどかけて息を吐きます。可能であれば2秒ほど息を止めてから、息を吐くようにしましょう。

②タオルで口を押さえる

タオルやハンカチで口を押さえて呼吸をします。タオルを使うことで、吸う力を抑えることができます。このときタオルで強く口を覆わないように気をつけましょう。

【注意】ペーパーバック法は行わない!

過呼吸になると紙袋を口元にあてて呼吸をするという処置が有名ですが、近年この処置はしないほうが良いといわれています。
ペーパーバック法は袋の中で呼吸を行うことで、袋の中に二酸化炭素が留まり体内の二酸化炭素不足が解消されるというものです。しかし、この二酸化炭素の調整がとても難しいといわれています。

紙袋で呼吸を行うことで二酸化炭素不足は解消されますが、次は酸素が不足してしまい最悪の場合、窒息する可能性があります。また、過呼吸ではなく心筋梗塞など別の病気が発作している場合は、すでに酸素不足に陥っていることもあります。ペーパーバック法を行うことでその発作を悪化させる危険性があるのです。

二酸化炭素がどれくらい不足しているのか、本当に過呼吸の発作なのか、これらを素人で判断することは出来ません。安全のため、ペーパーバック法は行わず、他の処置方法を行うようにしましょう。

周囲の対応

過呼吸になっている本人を落ち着かせるためにも、周囲の人は冷静に対処する必要があります。一緒になって慌ててしまうと、患者本人が不安になり悪化する可能性が高まります。
「大丈夫だよ」「落ち着いて」と優しく声をかけながら、背中をさすってあげましょう。また、会話しているときは自然と呼吸することができるので、本人にもなるべく話してもらうように誘導しましょう。
過呼吸は30分程度で治まります。しかし、過呼吸になっている本人は「このまま呼吸ができずに死んでしまうのではないか?」という強い不安に駆られています。この不安が、さらに悪化させる原因となります。まずは安心させることに注力しましょう。

4.まとめ

■ 過呼吸は身体的な問題ではなく精神的なストレスなどによって起こる。
■ 息苦しさを感じるが、呼吸をしすぎている状態である。
■ 二酸化炭素の不足により、血管が収縮し痺れやめまいなどが起こる。
■ 高齢者の場合、過呼吸なのか他の病気なのかを見極める必要がある。
■ 処置としては、息をゆっくり吐くことを意識する。
■ 周囲の人は本人が落ち着けるように努める。
■ ペーパーバック法は行わない

身近な人が苦しそうにしていると、思わずパニックになってしまいそうですが、まずは冷静になることが大切です。その後、患者本人に落ち着いてもらえるよう、声掛けをしっかり行いながら処置を行いましょう。過呼吸が落ち着いた後は、横になるなどゆっくり過ごすようにしましょう。
一度過呼吸になると、同じような環境に置かれたとき「また過呼吸になってしまうのではないか」といった不安から過呼吸を繰り返してしまうことがあります。あまりにも繰り返すようであれば、一度専門家に診てもらうようにしましょう。

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