将来、介護を受けずに暮らすために! 高齢者が運動することのメリット
ほとんどの人は将来、介護を受けたいとは思っていないでしょう。
できれば最後まで自分のことは自分でやりたいと願っていますし、病気にかからず健康でいたいです。
そのために大切なことの一つは定期的に運動をすることです。
ここでは高齢者が運動をすることのメリットをお伝えします。
1. 運動の必要性
年をとるにつれて運動量が減っていきがちです。
特に転機となるのは退職です。
年をとっても元気に働いている方もいますが、多くの人は定年を迎えた後は家にいる時間が長く、外に出なくなってしまいます。
そうなると一気に身体を動かす機会が減っていきます。
体を動かさないと身体能力が衰え、肥満や高血圧などの生活習慣病になったり介護が必要になったりします。
介護を受けたくないと思うのであれば、まずは運動することからはじめて見てはいかがでしょうか。
2. 運動のメリット
運動をすると次のような効果が得られます。
- 日常生活動作に困らない
- 転倒による大怪我の防止
- 認知症予防
- 生活習慣病の予防
歩く、立つ、座るといった日常生活の動作が出来なくなり、介護を受けなくてはならなくなる大きな原因は筋力の低下です。
日々の運動で筋力の低下を防げば、日常生活動作に困らずにすむ可能性が高くなります。
転倒して頭を強打したり骨折したりすることで入院し、そのまま寝たきりになるケースも珍しくはありません。
運動することで筋力が向上して転倒しづらくなり、骨が強化され骨折しづらくなります。また、脳が活性化することで適切に手がつけ、頭からぶつかるのを防止することが出来ます。
運動によって発生する刺激やホルモンが認知症予防に効果があると言われています。
肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病は運動不足の影響が少なくありません。
適度な運動をすることで生活習慣病は予防できます。
3.軽い運動でも継続することが大切
運動するといっても息を切らすような激しい運動は必要ありません。
軽い運動を30分~1時間程度するだけでも十分に効果があります。
激しい運動をたまにするよりも、毎日軽い運動を継続することが大切です。
4.年をとっても身体は強くなる
年をとると筋力などの身体能力はトレーニングしても効果がないと考える人もいますが、それは間違いです。
高齢者でも筋力トレーニングをすれば筋力アップができますし、寝たきりの状態からリハビリをして、再び自立した生活を送っている方もいます。
大切なことは諦めないことです。
5. まとめ
- 運動しないと身体能力が衰え、やがて介護が必要になる
- 運動することで様々な健康効果が得られる
- 軽い運動でも継続することが大切
- 年をとっても運動の健康効果は得られる
介護は受けたくないけれど、そうならないために何をしていいのかわからない人は多いのではないでしょうか。
何もしなければ介護が必要になる可能性は高くなってしまいます。
まずは簡単な運動から始めてみませんか?
筆者 レイス治療院
あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ施術師が400名以上在籍し、2003年より訪問マッサージを通じて地域社会に貢献している。
ご利用者様の健康を管理するために、技術面ではリハビリを取り入れたマッサージを行い、医療・介護業界での経験をもとにしたお悩み相談、医学的観点からアドバイスを行っている。
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