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高齢者向けサービス

退院後に自宅できる「訪問リハビリ」とは?気になるサービス内容と料金。

1.訪問リハビリとは?(概要)

訪問リハビリとは、自宅で自立した生活を送れるよう、身体機能の維持・改善を目指したリハビリテーションを利用者の自宅にて行います。リハビリは国家資格者である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が行います。

理学療法では、座る・歩く・寝返りを打つなど日常生活に必要な動作を訓練します。作業療法では、絵を描く・家事をするなど作業的な動作、言語聴覚療法では話す訓練や、食べ物を飲み込む(嚥下)等の訓練を行います。

■サービス内容

訪問リハビリでは自宅や施設など、利用者が実際に生活している環境でリハビリを受けることができます。その為、階段の昇り降りやベッドから車椅子への移動など、普段の生活で必要となる動作を訓練することが出来ます。

身体機能
筋力の低下を防ぐ運動や関節の可動域を広げる運動など。

日常生活
入浴やトイレへの移動、着替え、歩行訓練など日常生活での動作訓練。

その他
ご家族に対し、負担の少ない介助の方法や住宅の改修や介護用品の使い方などのアドバイスをします。

■対象者

訪問リハビリの対象となる方は
・要介護1~5の方
・「訪問リハビリが必要」と主治医に判断された方

※要支援1~2の方は介護予防訪問リハビリになります。

2.訪問リハビリの料金は?

訪問リハビリの料金は「訪問リハビリテーション費」+「各種加算料金」で算定されます。
1割負担の場合、1回40分のリハビリで約700~900円程度で利用できます。

基本料金 訪問リハビリテーション費(20分) 302単位/回
各種加算 サービス提供体制強化加算(20分あたり) 6単位/回
短期集中リハビリ加算 200単位/日
社会参加支援加算 17単位/日

・リハビリテーション費・・・20分ごとに302単位

通院が困難な利用者に対し、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が主治医の指示に基づくリハビリをおこなった場合に算定されます。20分ごとに料金が加算されます。

・サービス提供体制強化加算・・・20分ごとに6単位

厚生労働省が定めている基準(リハビリを提供する理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士のうち、3年以上事業所に勤務している者が一名以上いる)に当てはまる事業所が訪問リハビリを行った際に加算されます。20分ごとに料金が加算されます。

・短期集中リハビリ加算・・・1回につき200単位

退院(退所)または初めて認定を受けた後、3ヶ月以内に自立性を向上させるため短期集中的にリハビリを実施した場合に加算されます。また要支援から要介護に変更になった場合も対象となります。週2回以上の利用が加算対象です。

・社会参加支援加算・・・1回につき17単位

厚生労働省が定めている基準に基づき、利用者の社会参加等を支援した場合に加算されます。

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例えば・・・
【要介護2】【退院から3か月以内に週2回】【1回40分のリハビリ】を実施した場合

・訪問リハビリ費(40分) 302点×2=604点

・サービス提供体制加算(40分) 6点×2=12点

・短期集中加算=200点

・社会参加支援加算=17点

【合計】604+12+200+17=833点

833点×10.55(地域単位)×0.1(負担割合)=879円

※地域単位が10.55円(5級地)で1割負担の場合
※地域単位とは、地域ごとに定められている1単位当たりの料金
1級地…11.10円 2級地…10.88円
3級地…10.83円 4級地…10.66円
5級地…10.55円 6級地…10.33円
7級地…10.17円 その他…10.00円

3.利用の流れ

手順1:訪問リハビリの事業所に問い合わせ、または担当のケアマネージャーに相談。

リハビリを利用したいことを担当のケアマネージャーに相談し、利用したい事業所に連絡を取ってもらいます。この時、特に事業所が決まっていない場合はケアマネージャーに事業所を探してもらいます。

手順2:主治医に指示書をだしてもらう

主治医に訪問リハビリ利用の相談をし、診療情報を基に指示書をだしてもらいます。

手順3:利用する日程等を決める

医師の指示書の下に、担当ケアマネージャーと事業所が連携し、日程やメニュー等を決めケアプランに組み込みます。

手順4:サービス利用開始

書類がすべてそろいましたらサービス開始です。

4.訪問リハビリのメリット

・自宅でリハビリを行うので、普段の生活で使っているイスやベッドなどを使い動作訓練ができる。
・1対1でリハビリを行うので、その利用者に合ったリハビリをしっかりと受けることができる。
・施設に通わなくて良いので、送迎など家族の負担が軽減できる。
・家族が介護するに当たってのアドバイスを受けることができる。

5.まとめ

■自立した日常生活を送る為のリハビリを行う
■理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の国家資格者によるリハビリ
■1回40分のリハビリで約700~900円程度(1割負担の場合)
■主治医・担当ケアマネージャー・訪問リハビリの事業所が連携してリハビリを行う

自宅で、リハビリのサービスが受けられる「訪問リハビリ」。施設でのリハビリが続かなかった方も、訪問でのリハビリに再挑戦してみてはいかがでしょうか?詳しい詳細は担当のケアマネージャーに問い合わせましょう!

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