フィンランドで大ヒット商品が日本では撃沈・・・・
前職では、介護施設に特化した電気錠システムやナースコール等のメーカーに勤務していましたので、介護先進国であるフィンランドの介護機器メーカーの方と共同で仕事をしておりました。
フィンランドでは、街自体がクルマ椅子の方でも気軽に出かけて買い物ができる環境になっています。
自宅に取り付ける事が出来る「見守りシステム」も当時は日本製よりもずっと進んでおり、導入された方の活動量や体温や脈拍を定期的にセンターへ送るので、体調が普段より悪化すれば、センターへ自動通報するシステムがありました。1日の活動量をデーターでおくるので、徘徊はもちろん薬の投与タイミングまでDrが把握できておりました。すごい設備です。
東京大学の工学部と医学にも持ちこんだところ好評で学生達が、是非自分達も作らいたいと盛り上がっていました。
ところが日本ではその設備を試しましたがうまくいきませんでした・・・?
うまくいかなかった理由は
1.日本人はその見守り設備を監視されていると感じるので嫌がられました。
北欧の方は、お金払うのだからしっかり見守って頂戴となるわけです。国民性の違いか?
2.その設備の監視センターが日本では民間になるので、契約料金が高額になる。
フィンランドは消防署など公的機関が見守ってくれていました。
もう10年以上前の話なので、今であればもっと性能の良いシステムが出来ると思いますが、使う側の意識が変わらないと普及は難しそうですね。
チャンスがあれば是非またチャレンジしたいですね。
レイス治療院 川西
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