年齢と共に運動機能の低下、視覚・聴覚機能の低下などで外出への心のハードルが高くなりがちです。しかし、家に閉じこもってしまうと運動機能の低下が早まったり、認知症のリスクが高くなったりします。本人が「予防のために」と意識して散歩に出たりしてくれると良いのですが、そうでない場合は、何か「外出するきっかけ」が必要になります。
今回は、外出のきっかけの一つになる様々な高齢者向けの割引サービスをご紹介します。
※2017年3月時点で実施されているものをご紹介しています。この記事を見ていただいた時点では終了しているものもあるかもしれませんので、ご利用を検討される場合はサービスを提供している企業にご確認をお願いいたします。
※シニア割引の対象となる年齢は企業により異なります。全国に展開している企業では、店舗によりサービス内容が異なる場合があります。

１．交通

• 航空機

全日本空輸株式会社(ＡＮＡ)では、６５歳以上の方を対象に、ＡＮＡのシニア空割として当日、空港にて空席がある場合にお得な運賃で搭乗できるというサービスをおこなっています。その割引率は最大81％と謳っていますから驚きの数字です。連休も空席さえあればご利用可能です。
スターフライヤー、AIRDO（エアドゥー）、スカイマークなどは予約のできるシニア割をセールスポイントに対抗を試みているので、そちらも注目です。

• 新幹線

JR東日本では、５０歳以上の方を対象に入会を受け付けている「大人の休日倶楽部」会員限定の割引きっぷで、東日本エリア４日間載り放題１５，０００円という破格のサービスを実施しています。

２．飲食

立ち食いでステーキとワインを楽しむお店として知られている「いきなりステーキ」では、
70歳以上とハードルは少し高めですがシニア割引を実施しています。飲み物はどれでも(アルコールも可)1杯無料。毎年、敬老の日に１，０００円クーポン券を進呈。誕生月特典ステーキ３００グラム。プリペイドカードチャージ時のボーナス３倍。行列時は優先的に入店できる。など様々なサービスを行っています。
すかいらーくグループ(ガストは対象外)では、60歳以上を対象にポイントを貯めると一緒に来た人全員の飲食代が最大８％割引になる「プラチナポイントカード」のサービスを行っています。

３．レジャー

• 映画館

TOHOシネマズでは、60歳以上の方を対象にシニア割引を実施しています。通常料金が１，８００円のところを１，１００円で映画を見ることが出来ます。割引分でポップコーンやジュースも購入でき充実の映画鑑賞を楽しめます。さらに、ご夫婦のどちらかが５０歳以上で同一作品を同時に見る場合「夫婦50割引」が適用され、お二人で２，２００円というサービスもおこなっています。

• カラオケ

ジャンボカラオケ広場(ジャンカラ)では、５５歳以上の方を対象にシニア割引を実施しています。料金は店舗ごとに異なりますが、第３・４火曜日はシニア料金から更に半額。さらにポイントカードにポイントを貯めると、ルーム料金半額や、湯快リゾートの宿泊半額券にもなります。
カラオケルーム歌広場では、６０歳以上をシニアとしてご本人に限りルーム料金から３０%オフ割引サービスを行っています。

４．ショッピング

• スーパーマーケット

コープでは、６０歳以上の組合員の方、家族カードをお持ちの６０歳以上の方を対象に、毎月5日・15日・25日はシニア割の日として、お買い物総額から5%割引を実施しています。
イトーヨーカドーでは、60歳以上の方を対象に「シニアナナコ」を発行しています。毎月15日・25日はシニアナナコデーとして、お買い物総額から５％割引を実施しています。

• ホームセンター

ロイヤルホームセンターでは、65歳以上を対象に「シニアパスポート」を発行しています。毎月1日・15日は、ほぼ全品５%割引を実施しています。

※対象外となる商品もありますのでご注意ください。

地域によっては、公共交通機関の割引や、美術館などの施設の割引などを実施している場合もありますので、お住まいの地域の情報を調べてみるのもお勧めです。割引サービスを有効活用して外出を促し、運動機能の低下や認知症の予防に繋げましょう。

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