[simple_crumbs root="Home" /]

介護保険

要支援と要介護の違いは?認定の基準はどういうものなのか?という疑問にお答えします。

check_list

介護サービスの利用を検討する際に、必ず出てくるのが「要支援」「要介護」という言葉です。このページでは、「要支援」と「要介護」の違いと、それがどのような基準で判定され、それにより受けられるサービスには、どのような違いがあるのかをご紹介します。

1.「要支援」と「要介護」の違いは?

要支援、要介護というのは、介護を受ける人の現在の状態を表すものです。要支援は「今は介護を必要としない状態だが、将来的に介護が必要な状態になる可能性があるので、今のうちからケアをして、介護が必要になるのを予防しましょう」という状態で、要介護は「現在すでに一人で日常生活を送ることが難しく、誰かのサポートが必要」という状態をいいます。

2.誰が、どのような基準で判定するのか?

要支援、要介護などの判定を行う事を「要介護認定」といいます。これを受けるためには、利用者本人か家族の方が、お住いの市区町村の窓口で申請を行います。申請をすると、担当の職員さんがご自宅を訪問して、普段の生活などについて聞き取り調査をし、かかりつけのお医者さんからもご意見をいただきます。その内容を元に認定が下りるのですが、その中身は8段階に分かれており、その人の状態により異なる場合もありますが、一般的には以下のような基準になっています。

介護度 状態
非該当(自立) 人の手を借りなくても、日常生活が送れている状態
要支援1 日常生活を送る上で少しの不便さはあるものの基本的には健康で、介護予防サービスを受ければ、改善が見込まれる状態
要支援2 日常生活を送る上でサポートを必要とする事もあるが、基本的な事は自分で出来る状態
要介護1 立ち上がる時や、歩く時にサポートを必要とする状態であるが、身の回りの事は自分で出来る状態
要介護2 食事や排せつなど日常生活の中でも基本的な部分にサポートが必要な状態
要介護3 日常生活で必要な事を自分一人で行う事が難しくなり、全般的なサポートが必要になる状態
要介護4 日常生活が介護なしでは難しく、コミュニケーション能力の低下なども見られる状態
要介護5 ほぼ寝たきりで意思疎通も困難であり、サポートがなければ生活していけない状態

3.受けられるサービスの違いは?

要支援の方が受けられるサービスは、身体機能の維持・改善を目的とした「介護予防サービス」、要介護の方が受けられるサービスは、自立した生活のサポートをする事を目的とした「介護サービス」です。

・ケアプランの作成

本人やご家族の希望に沿った介護サービスの利用プランを作成してくれるサービスです。
要支援:地域包括支援センターに作成を依頼します。
要介護:在宅のサービスを利用する場合は、居宅介護支援事業者(介護支援専門員)
    施設のサービスを利用する場合は施設の介護支援専門員に作成を依頼します。

・通所介護、通所リハビリテーション

施設に行き機能訓練などを行い、身体機能の維持・改善を行うサービスです。
要支援:利用料は1ヶ月単位で計算されます。
要介護:利用料は回数単位で計算されます。

・訪問介護

自宅で自立した生活が出来るよう、ヘルパーさんが自宅を訪問してサポートしてくれるサービスです。
要支援:身体介護と生活援助の区別がありません。
利用料は1ヶ月単位で計算されます。
要介護:身体介護と生活援助の区別があり、別のサービスとして算定する。
利用料は回数単位で計算されます。

・福祉用具の貸与

在宅介護に必要な用具(全13種類)をレンタルすることができるサービスです。
要支援:対象は手すり,スロープ,歩行器,歩行補助杖のみです。
要介護:全てレンタル可能ですが、自動排泄処理装置は要介護4以上が対象です。

まとめ

・要介護は日常生活にサポートが必要な人、要支援は要介護状態になる可能性が高い人
・認定の基準は、その人が日常生活をどの程度サポート無しで行えるかによって決まる
・要支援、要介護で受けられるサービスは概ね同じだが、単位数の計算方法などが異なる

介護をされる人、する人ともに無理のないように、上手く制度を活用していきましょう。

介護保険一覧へ

LINE@友だち追加


介護を知るトップへ
サイトトップへ

初回無料体験実施中

当院では初回に限り、無料でご自宅まで訪問し マッサージの体験を行っております。 無料体験での施術時間は通常と同じ約20分ですが、わずか1回のマッサージでも、施術前と施術後で症状に変化を感じられる方も多いため、 是非一度お申し込みください。